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文献概要
図解病態のしくみ 炎症のしくみ・5
炎症と抗炎症剤
著者: 水島裕1
所属機関: 1東大物療内科
ページ範囲:P.126 - P.127
文献購入ページに移動炎症とは元来,生体の防御反応であるので,炎症のすべてを抑制することは,一般には正しくない.しかし,炎症反応には通常不必要なもの,あるいは過度のものがあり,抗炎症療法をうまく行う必要がある.これは,感染症であっても,また,修復機転が大切な炎症であっても同じである.過度の炎症反応は,しばしば機能障害を残すものである.このように考えると,抗炎症療法は,臨床上,多数の疾患について必要なことである.
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