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文献詳細

雑誌文献

medicina13巻1号

1976年01月発行

文献概要

図解病態のしくみ 炎症のしくみ・5

炎症と抗炎症剤

著者: 水島裕1

所属機関: 1東大物療内科

ページ範囲:P.126 - P.127

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 炎症性疾患は,図1に示したように,実に数多くのものがある.その治療法はそれぞれ当然異なるが,代表的なものは,抗生剤療法を中心とする化学療法と抗炎症療法である.
 炎症とは元来,生体の防御反応であるので,炎症のすべてを抑制することは,一般には正しくない.しかし,炎症反応には通常不必要なもの,あるいは過度のものがあり,抗炎症療法をうまく行う必要がある.これは,感染症であっても,また,修復機転が大切な炎症であっても同じである.過度の炎症反応は,しばしば機能障害を残すものである.このように考えると,抗炎症療法は,臨床上,多数の疾患について必要なことである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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