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文献詳細

雑誌文献

medicina13巻10号

1976年10月発行

文献概要

今月の主題 アルコール性障害のトピックス 治療の問題点

アルコール性肝障害

著者: 上野幸久1

所属機関: 1三宿病院

ページ範囲:P.1386 - P.1387

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 Lieber一派の実験的ならびに臨床的研究によって,アルコールの肝細胞障害作用が確認され,エタノールそのものがアルコール性肝障害の主要因子であり,Hartroftらのいう栄養障害は二次的因子に過ぎないという見解が現在では支配的のようである.アルコールの多飲後,黄疸の出現,GOTをはじめとする肝機能検査の著明な悪化など,肝障害の徴候の発現ないし増悪がしばしばみられることも,アルコールの直接的肝障害作用を裏づけている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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