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文献詳細

雑誌文献

medicina13巻10号

1976年10月発行

新薬の使い分け

脳卒中に対する薬剤の使い分け

著者: 海老原進一郎1

所属機関: 1慶大神経内科

ページ範囲:P.1416 - P.1417

文献概要

 脳卒中発作直後,後遺症の治療では,いずれも万人のコンセンサスをうる薬剤の選択はむずかしい,というのは脳卒中の特殊療法として用いられる薬剤は,その効果を臨床的に実証することがむずかしく,いままでのところ確実に有効とされるものはないからである.したがって,少なくとも筆者は,病態生理学的にその有効性が示唆されている薬剤を副作用の有無を重視し,選択して用いている,このような立場から,脳卒中に対する薬剤の使い分けについて述べる.
 脳卒中の治療に用いる特殊薬剤は,脳圧下降剤,脳血管拡張剤,脳代謝賦活剤,抗凝血薬,血栓溶解剤,血小板凝集阻止剤など,その種類は多く,多岐にわたっている.そして,これらは脳卒中の種類,発作後の病態によって使い分けられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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