文献詳細
文献概要
小児と隣接領域 小児外科・III
消化管出血
著者: 角田昭夫1
所属機関: 1神奈川県立こども医療センター外科
ページ範囲:P.1420 - P.1421
文献購入ページに移動 小児の消化管出血にはいくつかの特徴がある.
1)量と質の特徴:成人と比べて絶対量は少なくても,容易に貧血やショックをひき起こす.下血の方が吐血より機会が多い.血液の消化管内停滞時間が短いこと,消化液との量的相対関係により,下血ではメレーナよりも血液そのものの肛門からの排出(Hematochezia)が多く,吐血もコーヒー残渣様より鮮血色のHematoemesisが多い.
1)量と質の特徴:成人と比べて絶対量は少なくても,容易に貧血やショックをひき起こす.下血の方が吐血より機会が多い.血液の消化管内停滞時間が短いこと,消化液との量的相対関係により,下血ではメレーナよりも血液そのものの肛門からの排出(Hematochezia)が多く,吐血もコーヒー残渣様より鮮血色のHematoemesisが多い.
掲載誌情報