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今月の主題 電解質異常のすべて 電解質異常をみたとき
ナトリウム異常
著者: 湯浅繁一1 三木茂裕1
所属機関: 1阪大第1内科
ページ範囲:P.1486 - P.1489
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体内電解質のなかでも,Naは主として細胞外液中に存在し,体液量(とくに細胞外液量)の維持,浸透圧の保持に重要な役割を果たしている.Na異常という場合,臨床的には血漿Na濃度で判定されており,これはあくまで体内におけるNaと水のバランス上のことであって,決して体内全Na量を反映しているのではない,Naに対して水が少ない場合,すなわちhypertonicityの状態を高Na血症,水が多い場合,hypotonicityの状態を低Na血症と呼ぶ.
体内電解質のなかでも,Naは主として細胞外液中に存在し,体液量(とくに細胞外液量)の維持,浸透圧の保持に重要な役割を果たしている.Na異常という場合,臨床的には血漿Na濃度で判定されており,これはあくまで体内におけるNaと水のバランス上のことであって,決して体内全Na量を反映しているのではない,Naに対して水が少ない場合,すなわちhypertonicityの状態を高Na血症,水が多い場合,hypotonicityの状態を低Na血症と呼ぶ.
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