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文献詳細

雑誌文献

medicina13巻11号

1976年11月発行

文献概要

今月の主題 電解質異常のすべて どんな電解質異常が起こるか

肺性脳症

著者: 福井俊夫1

所属機関: 1川崎市立井田病院呼吸器科

ページ範囲:P.1530 - P.1531

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 呼吸器疾患によって神経症状がひき起こされた場合に,肺性脳症(pulmonary encephalopathy)という診断名が用いられている.その代表的な病態はCO2蓄積(呼吸性アシドーシス)に起因したCO2ナルコーシスであり,肺性脳症とCO2ナルコーシスはほとんど同じ意味に用いられている場合が多い。しかし,低酸素血症によっても神経症状を呈し得ることが知られており,さらに広く,過換気症候群にみられる神経症状をも肺性脳症に含ませる考えもある.本稿では過換気症候群までを含めて,広い意味での肺性脳症の電解質異常について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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