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文献詳細

雑誌文献

medicina13巻11号

1976年11月発行

文献概要

今月の主題 電解質異常のすべて どんな電解質異常が起こるか

周期性四肢麻痺

著者: 木下真男1

所属機関: 1東邦大第4内科

ページ範囲:P.1532 - P.1533

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 現在,大別して2つの種類のものが周期性四肢麻痺と呼ばれている.ひとつは家族性周期性四肢麻痺で,遺伝因子によって生じる疾患と考えられ,もうひとつは症候性周期性四肢麻痺で,これは種々の全身性疾患に続発する現象を指すものである.これら家族性のものと症候性のものとは,原因はちがっていても麻痺発現の機序は同様なのか,原因とともに発現機序もちがうのか未だ不明である.また,後述するように家族性のものにもいくつかの種類があるが,それも本質的な相違があるのか,基本的には同じ疾患なのかさえ明確ではない.ここでは,これらの問題を中心に,この疾患における電解質異常の意義を考えてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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