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文献詳細

雑誌文献

medicina13巻11号

1976年11月発行

文献概要

新薬の使い分け

狭心症に対するβブロッカーの使い方

著者: 博定1

所属機関: 1前田橋医院

ページ範囲:P.1570 - P.1571

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 β遮断剤は現在,狭心症,不整脈,高血圧の3つの面で大いに活用されているが,狭心症に対しては,主として持続性亜硝酸剤であるisosorbide dinitrate(ニトロール)との併用という形で奨用され,その確実な狭心発作予防効果(86%に有効)が高く評価されている.この証拠として,最近unstable anginaに対する内科的療法と外科的療法(A-C bypass)の優劣について.臨床的評価がアルゼンチンとアメリカで多施設による協同研究で行われたが,このさい薬物として選ばれたものはpropranololとisosorbide dinitrateであった方このように数ある抗狭心剤の中で最も頼りになるものはβ遮断剤なのである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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