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文献詳細

雑誌文献

medicina13巻11号

1976年11月発行

文献概要

臨床病理医はこう読む ホルモン異常・2

クッシング症候群

著者: 屋形稔1

所属機関: 1新潟大教中検

ページ範囲:P.1572 - P.1573

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 本例は諸検査の施行に先立って,無肝経や肥満,高血圧,皮膚線条などの存在から,十分クッシング症候群を疑わせる症状であったが,視力低下を伴って来院したものである.第1に,その確実な診断が問題であり,第2に,クッシング症候群とすると,病変が下垂体に由来する副腎過形成(いわゆるクッシング病)であるか,副腎癌,副腎腺腫(以上3者をひっくるめてクッシング症候群という)であるか,さらに異所性ACTH症候群(肺癌,胸腺腫,膵癌などに由来することが多い)ではないかなどの点が問題となる1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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