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文献概要
臨時増刊特集 日常役立つ診療技術 診断篇 II.消化器系疾患の診断技術
7.経皮経肝胆道造影法
著者: 大藤正雄1 土屋幸浩1
所属機関: 1千葉大第1内科
ページ範囲:P.1666 - P.1670
文献購入ページに移動本法には1921年,Bruckhardt,Mullerが行った胆のうを穿刺する方式(胆のう穿刺法)と,1937年Huard,Do-Xuan-Hopが行った肝内胆管を穿刺する方式(胆管穿刺法)とがあり,両者とも幾多の工夫・改善を経て今日に至っている.胆管穿刺法は胆のう穿刺法と比較して,造影効果が胆のう萎縮,胆のう管閉塞,胆のう摘出など胆のう病変によって左右されず,肝内胆管など上位胆管も含め病変の診断が可能である.さらに胆管穿刺法は胆汁漏出,出血などの合併症も少ないことから,現在では広く胆道外科の分野で応用されている方式であるが,最近ではX線テレビの応用によりいっそう確実で安全な手技が可能となり,予め手術準備の必要もなく内科的にも実施されるようになった.
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