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臨時増刊特集 日常役立つ診療技術 診断篇 II.消化器系疾患の診断技術
8.肝生検
著者: 岩村健一郎1
所属機関: 1東海大第3内科
ページ範囲:P.1671 - P.1674
文献購入ページに移動 臨床上,肝の病理組織学的検査のために,肝組織の小片を採取することがあり,そのために行う手技を肝生検法という.
肝生検には外科的開腹術の際に行う開腹時(あるいは手術時)生検法や,経皮的に穿刺針を肝内へ刺入する針生検法があるが,日常,臨床的には針生検法がしばしば行われる.また,腹腔鏡観察下に針生検を行うことを直視下生検法というが,腹腔鏡を備える施設においてのみ行うことができる方法である.それに対して,単に体表から肋弓下あるいは肋間腔を経て行う場合には,盲生検法といっている.
肝生検には外科的開腹術の際に行う開腹時(あるいは手術時)生検法や,経皮的に穿刺針を肝内へ刺入する針生検法があるが,日常,臨床的には針生検法がしばしば行われる.また,腹腔鏡観察下に針生検を行うことを直視下生検法というが,腹腔鏡を備える施設においてのみ行うことができる方法である.それに対して,単に体表から肋弓下あるいは肋間腔を経て行う場合には,盲生検法といっている.
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