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文献概要
臨時増刊特集 日常役立つ診療技術 診断篇 III.循環器系疾患の診断技術
1.末梢静脈圧
著者: 上田慶二1
所属機関: 1東京都養育院付属病院循環器科
ページ範囲:P.1676 - P.1677
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末梢静脈圧を測定する目的は右房平均圧を推定するためであり,簡便な検査法であるので右心不全の治療経過を知るため頻回に測定することが可能である.
通常,患者を仰臥位とし,胸壁中間部の高さにおいた上腕の皮静脈内へ針を挿入し,針に接続した垂直のガラス棒内の水柱の高さをもって末梢静脈圧とするが,間接的には前腕を皮静脈の緊張が消えるまで挙上し,右房の高さより前腕までの垂直距離をもって末梢静脈圧のレベルを推定することも可能である.
末梢静脈圧を測定する目的は右房平均圧を推定するためであり,簡便な検査法であるので右心不全の治療経過を知るため頻回に測定することが可能である.
通常,患者を仰臥位とし,胸壁中間部の高さにおいた上腕の皮静脈内へ針を挿入し,針に接続した垂直のガラス棒内の水柱の高さをもって末梢静脈圧とするが,間接的には前腕を皮静脈の緊張が消えるまで挙上し,右房の高さより前腕までの垂直距離をもって末梢静脈圧のレベルを推定することも可能である.
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