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臨時増刊特集 日常役立つ診療技術 診断篇 VI.泌尿器系疾患の診断技術
2.左右別腎機能検査
著者: 小沢幸雄1
所属機関: 1慶大内科
ページ範囲:P.1734 - P.1735
文献購入ページに移動 この検査は1950年,Whiteがラットで一側の腎動脈に部分的狭窄を作り,狭窄腎が健側腎に比較して,水およびNaの再吸収が著しいことを観察したのに導かれた.ヒトで腎血管性高血圧の初期には総腎機能検査に異常を示さず,左右別に腎機能を調べ,はじめてその異常を発見しうる.したがって,この検査は腎血管性高血圧をはじめ,その他の偏腎性疾患の診断,外科的適応をきめる重要なものである.そのうちよく使われる方法に,泌尿器科的なものとradioisotopeを使用するradioisotope renogramがある.
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