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臨時増刊特集 日常役立つ診療技術 診断篇 VII.血液・造血器疾患の診断技術
3.リンパ節穿刺
著者: 天木一太1
所属機関: 1日大第1内科
ページ範囲:P.1750 - P.1752
文献購入ページに移動リンパ球は細胞形態学的に著しく変貌する細胞である.リンパ球にはT cellとB cellとがあり,抗原に対して芽球化現象を起こし,小リンパ球は数十倍も大形の芽球化細胞になりうる.そして,腫瘍化した場合も小リンパ球様から大形芽球化細胞様まできわめて幅の広い特徴ある細胞形態を示す.腫瘍になっても細胞はT cell,B cellの特徴をある程度まで保持している.そして,それらはそれぞれ臨床的にも特色があるので,それらの決定は望ましいことである.
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