icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina13巻12号

1976年12月発行

文献概要

臨時増刊特集 日常役立つ診療技術 診断篇 IX.運動器系疾患の診断技術

3.末梢神経伝導速度

著者: 鳥居順三12

所属機関: 1北里大臨床検査部 2北里大内科

ページ範囲:P.1820 - P.1823

文献購入ページに移動
 末梢神経伝導速度の測定は,近年一般的に行われるようになってきた検査のひとつで,末梢神経障害を客観的に調べるための有力な手段である.末梢神経は腓腹神経など一部のものを除き,多くは混合神経であり,運動神経と知覚神経の両線維をもっている.
 末梢神経障害のうち外傷などの場合には,これらの神経は一様におかされるが,内科的疾患の場合には運動神経線維がよりおかされる場合(たとえばギラン・バレー症候群など)と,知覚神経線維がよりおかされる場合(たとえば糖尿病性ニューロパチーなど)があり,末梢神経伝導速度も運動線維・知覚線維を別々に測定するようになってきている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら