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文献詳細

雑誌文献

medicina13巻12号

1976年12月発行

文献概要

臨時増刊特集 日常役立つ診療技術 診断篇 XII.内視鏡とそれによる生検

5.小腸ファイバースコープ

著者: 林貴雄1

所属機関: 1日大内視鏡センター

ページ範囲:P.1867 - P.1869

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 上部消化管内視鏡の著しい発達により,食道から十二指腸に至るまでは,ほとんど盲点がなく,各種の内視鏡による診断,治療が可能となった,しかし,空腸・回腸は口側からも肛側からも最も遠く,永い間,内視鏡の進入をはばんできた.この消化管の盲点に対し,1964年頃よりわれわれは日大式小腸生検器を考案し,盲目的ではあるが,小腸の吸引生検を行ってきた。しかし,直接に観察する必要性から,1970年になり十二指腸よりさらに深部に進入するための小腸ファイバーが試作され,この未知の部に対する内視鏡診断がとりあげられるようになった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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