文献詳細
臨時増刊特集 日常役立つ診療技術
診断篇 XII.内視鏡とそれによる生検
文献概要
腹腔鏡検査法は危険が少なく,しかも診断的価値が高い補助診断法のひとつである.その施行には技術的に熟練することを要し,また、得られた所見の判断に慣れておく努力が大切である.実際には腹腔鏡下に撮影したフィルムや腹腔鏡アトラスを数多く,かつ反復してみることによって,この検査法の効用を高めることができる.同時に本検査法の診断的価値は,施行前に患者の臨床経過およびそれまでに得られた臨床諸検査成績を検討し,この検査に期待すべき問題点を明らかにしておくことによって,さらに高められる.
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