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文献詳細

雑誌文献

medicina13巻12号

1976年12月発行

文献概要

臨時増刊特集 日常役立つ診療技術 診断篇 XIII.アイソトープ診断技術

2.シンチグラム

著者: 久保敦司1 木下文雄2

所属機関: 1慶大放射線科 2都立大久保病院放射線科

ページ範囲:P.1890 - P.1898

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 近年,臓器シンチグラフィーの普及は目覚しいものがある.これは主に各種の新しい放射性医薬品の開発,およびシンチグラム装置の性能が著しく向上してきたことによる.放射性医薬品としては短半減核種である99mTcの種々の化合物が開発され,各臓器のシンチグラフィーの発展に貢献している,また,シンチグラム装置としては従来のシンチスキャンナーに加え,進歩の著しいシンチカメラが広く用いられてきている.さらに全身を短時間でスキャンできる全身スキャンナー,全身カメラ,およびコンピュータによるデータ処理装置も次第に普及してきており,各臓器シンチグラフィーは簡便かつ侵襲の少ない検査法として,他のRI検査同様,今後ますます臨床各方面に利用されていくであろう.
 以下に臓器別にシンチグラフィーの方法および意義について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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