文献詳細
文献概要
臨時増刊特集 日常役立つ診療技術 診断篇 XIV.脈管造影法
1.心血管造影法
著者: 松山正也1
所属機関: 1東海大放射線科
ページ範囲:P.1910 - P.1916
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胸部単純X線撮影では心大血管の一部の輪郭は写し出されるが,心血管内腔の状態や血行動態を直接に描出することはできない.この場合,通常,X線吸収の大きな物質(造影剤)を心血管内腔に注入することによって造影し,その病態を把握しようとするものが心血管造影法であり,現在では高濃度の造影剤を直接目的部位またはその付近の部にまで進めたカテーテルを通して注入し,X線撮影を行う選択的血管心臓造影法(selective angiocardiography)が一般的である.
胸部単純X線撮影では心大血管の一部の輪郭は写し出されるが,心血管内腔の状態や血行動態を直接に描出することはできない.この場合,通常,X線吸収の大きな物質(造影剤)を心血管内腔に注入することによって造影し,その病態を把握しようとするものが心血管造影法であり,現在では高濃度の造影剤を直接目的部位またはその付近の部にまで進めたカテーテルを通して注入し,X線撮影を行う選択的血管心臓造影法(selective angiocardiography)が一般的である.
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