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文献詳細

雑誌文献

medicina13巻12号

1976年12月発行

文献概要

臨時増刊特集 日常役立つ診療技術 治療篇

1.胸水・腹水・心包液・浮腫液の除去

著者: 末次勧1

所属機関: 1名保衛大内科

ページ範囲:P.1980 - P.1981

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 胸水・腹水・心包液・浮腫液の治療においては,まずその病因を明らかにして原因を除くことが大切である.しかし,液体の貯留が高度となって圧迫障害が認められる場合,原因療法によっても容易に液体が減少しない場合などには,対症的に器械的排除を行う必要がしばしば生ずる.
 ここでは診療技術という観点から,胸水.腹水・心包液の穿刺排液法について述べる.貯留液を排除する目的は次のごとくまとめられる.①貯留液の圧迫によって起きる種々の障害(循環不全,換気機能障害など)を除く.②貯留液の吸収を促進する.すなわち,液体が長期間存在することによって起きる,二次的不可逆的機能障害(胸膜癒着・肥厚による拘束障害など)を防ぐためである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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