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臨時増刊特集 日常役立つ診療技術 治療篇
1.胸水・腹水・心包液・浮腫液の除去
著者: 末次勧1
所属機関: 1名保衛大内科
ページ範囲:P.1980 - P.1981
文献購入ページに移動 胸水・腹水・心包液・浮腫液の治療においては,まずその病因を明らかにして原因を除くことが大切である.しかし,液体の貯留が高度となって圧迫障害が認められる場合,原因療法によっても容易に液体が減少しない場合などには,対症的に器械的排除を行う必要がしばしば生ずる.
ここでは診療技術という観点から,胸水.腹水・心包液の穿刺排液法について述べる.貯留液を排除する目的は次のごとくまとめられる.①貯留液の圧迫によって起きる種々の障害(循環不全,換気機能障害など)を除く.②貯留液の吸収を促進する.すなわち,液体が長期間存在することによって起きる,二次的不可逆的機能障害(胸膜癒着・肥厚による拘束障害など)を防ぐためである.
ここでは診療技術という観点から,胸水.腹水・心包液の穿刺排液法について述べる.貯留液を排除する目的は次のごとくまとめられる.①貯留液の圧迫によって起きる種々の障害(循環不全,換気機能障害など)を除く.②貯留液の吸収を促進する.すなわち,液体が長期間存在することによって起きる,二次的不可逆的機能障害(胸膜癒着・肥厚による拘束障害など)を防ぐためである.
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