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文献詳細

雑誌文献

medicina13巻12号

1976年12月発行

文献概要

臨時増刊特集 日常役立つ診療技術 治療篇

3.心拍停止に対する処置

著者: 三浦勇12

所属機関: 1佼成病院心臓外科 2東女医大心研

ページ範囲:P.1985 - P.1988

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 循環が停止すれば臨床上患者は死亡したとみなされるが,もはや再出発が不可能な状態-生物学的な死亡は,これより3〜20分後に訪れる.
 常温においては循環の杜絶から3分前後でまず脳皮質の細胞が,次いで約10分後には脳幹が不可逆性変化を蒙る。いわゆる脳死の状態で,精神と中枢神経の活動は永久に失われる.心筋は約20分間の無酸素状態に耐えられるが,それ以後は収縮機能を回復しえない.つまり心臓死で,絶対的な死を意味する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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