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文献詳細

雑誌文献

medicina13巻12号

1976年12月発行

文献概要

臨時増刊特集 日常役立つ診療技術 治療篇

6.窒息に対する処置

著者: 永原國彦1

所属機関: 1京大耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.1997 - P.2000

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 窒息(asphyxia)とは酸素の取り込みと,炭酸ガス排出との両方の障害のある状態をいう,すなわち酸素分圧が低下し,炭酸ガス分圧が上昇した状態である.その原因としては,気道の閉塞,肺ならびに肺胞,呼吸運動,胸腔,血液,外気などの異常があげられる.ここでは気道閉塞にしぼって,その処置ならびに注意すべき点につき述べる.
 鼻咽腔ならびに口咽腔の閉塞に対しては,通常,下顎前推,頭部後傾法を実施し,酸素療法を行う.airwayの使用ならびにmouth-to-mouthまたはmouth-to-noseの呼気吹き込み法は有効であり,このためにSafer,Brookなどのairwayが開発されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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