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臨時増刊特集 日常役立つ診療技術 治療篇
16.輸液—小児の輸液療法
著者: 佐藤仁1
所属機関: 1三井記念病院小児科
ページ範囲:P.2048 - P.2050
文献購入ページに移動かつて輸液療法の主な対象であった疫痢,消化不良性中毒症,重症アセトン血性嘔吐症(周期性嘔吐症,自家中毒症)などはほとんどなくなり,現在,輸液療法の主な対象となっている脱水症は,以前よりはかなり軽症である.したがって,これらの脱水症に対する輸液量は以前よりは少なくてよいと考える.また,腎不全に対しては腹膜灌流や血液透析が行われており,現在では腎不全に対して輸液療法を行うことはあまりないから,ここでは一般の脱水症に対する輸液療法についてのみ述べる.
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