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文献詳細

雑誌文献

medicina13巻12号

1976年12月発行

文献概要

臨時増刊特集 日常役立つ診療技術 治療篇

20.抗癌剤の持続動脈注入法

著者: 都築俊治1 中村康孝1

所属機関: 1慶大外科

ページ範囲:P.2061 - P.2063

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 抗癌剤の持続動脈注入法とは,抗癌剤を腫瘍の栄養動脈へ挿入したカテーテルから注入することによって抗癌剤の濃度を高め,また,副作用を軽減しようとする方法で,普通,infusion therapyといわれている.したがって,この方法の対象になるものは,癌が動脈から栄養をうけていることと栄養動脈が複数でなく,end organになっていることが必須条件である.この意味で,膵癌はこの方法の対象にはなりにくく,肝癌,肺癌,頭頸部腫瘍が対象になるが,本文では筆者の専門である肝癌について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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