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2.内視鏡器具の消毒法
著者: 亀谷麟与隆1
所属機関: 1慶大内科
ページ範囲:P.2073 - P.2076
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内視鏡器具の消毒は,病院における感染症の発生の防止上重要である.
院内感染の問題は100年以上も前から注目されている.当時,産婦に高頻度にみられた産褥熱が,出産の際の介助者の手指を介する感染によることが判明し,1847年5月に手を塩素水で洗うことをはじめたところ,産褥熱が20%付近から2%近くに減少したとの報告1)がある.
内視鏡器具の消毒は,病院における感染症の発生の防止上重要である.
院内感染の問題は100年以上も前から注目されている.当時,産婦に高頻度にみられた産褥熱が,出産の際の介助者の手指を介する感染によることが判明し,1847年5月に手を塩素水で洗うことをはじめたところ,産褥熱が20%付近から2%近くに減少したとの報告1)がある.
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