icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina13巻2号

1976年02月発行

文献概要

今月の主題 胆道疾患—診療の実際 警戒すべき胆石

黄疸と胆石

著者: 羽白清1

所属機関: 1近畿大第2内科

ページ範囲:P.186 - P.187

文献購入ページに移動
 黄疸は胆石症の主要症状であり,疼痛・発熱とともに臨床診断の指標となるが,黄疸を伴う胆石症では診断・治療上の問題が多い.黄疸例では通常の胆道撮影法による結石の確診が困難であり,閉塞性黄疸を呈する他の病変との鑑別が必要となる.さらにその成因と病像が多彩であり,黄疸の程度と病期に応じた適切な治療が要求されるが,胆石症の重篤な例は黄疸例であり,無黄疸例に比して術後合併症が多く手術死亡率も高い(高度黄疸例では10〜20%1〜3)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?