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文献詳細

雑誌文献

medicina13巻2号

1976年02月発行

文献概要

今月の主題 胆道疾患—診療の実際 胆のう癌と胆管癌

早期発見の可能性

著者: 大藤正雄1 唐沢英偉1 大野孝則1

所属機関: 1千葉大第1内科

ページ範囲:P.212 - P.213

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 胆のう癌と胆管癌は全悪性腫瘍の4〜5%を占め,稀な疾患ではない.従来は早期診断が難しく,外科療法の成績も芳しくない.最近は経皮的あるいは内視鏡的胆道造影,腹部血管造影など,X線診断法の進歩により,胆のう癌,胆管癌の存在診断にとどまらず,病変の進展状態の診断も可能となり,確実な診断に基づく外科治療が行われつっある.肝門部胆管癌や胆のう癌の診断,治療にはなお解決すべき問題が残されているのであるが,他の部位における胆管癌では,手術例の著しい増加と良好な治療成績が報告されつつある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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