文献詳細
文献概要
今月の主題 内科医に必要な末梢血管病変の知識 診断
血管撮影
著者: 多田祐輔1
所属機関: 1東大第2外科
ページ範囲:P.351 - P.356
文献購入ページに移動はじめに
末梢血管病変の診断は,臨床症状,理学的所見によっても病変の性質,広がり,外科的治療の適応などについてかなりの程度に診断できるが,血管の内腔の状態,走行,閉塞の部位や広がりを詳細に診断するためには血管撮影が不可欠である.今日では,血管撮影法は各領域において最も普及した検査法のひとつとなっているが,四肢末梢血管撮影では,他の部位と異なる技術的要素を持っている.ここでは,とくに四肢の動脈撮影について述べる.
末梢血管病変の診断は,臨床症状,理学的所見によっても病変の性質,広がり,外科的治療の適応などについてかなりの程度に診断できるが,血管の内腔の状態,走行,閉塞の部位や広がりを詳細に診断するためには血管撮影が不可欠である.今日では,血管撮影法は各領域において最も普及した検査法のひとつとなっているが,四肢末梢血管撮影では,他の部位と異なる技術的要素を持っている.ここでは,とくに四肢の動脈撮影について述べる.
掲載誌情報