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文献詳細

雑誌文献

medicina13巻3号

1976年03月発行

文献概要

診断基準とその使い方

肺サルコイドージス

著者: 新津泰孝1

所属機関: 1東北大抗酸菌病研究所小児科

ページ範囲:P.392 - P.394

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 サルコイドージスは発生病理が不明で,組織学的に壊死のない類上皮細胞結節が,2以上の器官,組織にみられる全身の系統的疾患である.したがって同様な組織像がみられても,結核,非定型抗酸菌症,真菌症,ベリリウム中毒症,その他の発生原因の明らかな疾患は除外される.罹患器官の名を冠して,肺サルコイドージス,眼サルコイドージスなどとよばれるが,サルコイドージスという系統的疾患の顕性病変の存在を示しているにすぎない.
 肺(胸郭内)サルコイドージスは,胸郭内器官である肺門リンパ節,縦隔リンパ節,肺に病変がみとめられる例をいう.胸部X線写真によってその病変の存在を知る.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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