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文献詳細

雑誌文献

medicina13巻4号

1976年04月発行

文献概要

今月の主題 腎不全の病態と治療 代謝面からみた病態

カルシウム代謝

著者: 大野丞二1 大原憲一1

所属機関: 1順大内科

ページ範囲:P.474 - P.475

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 慢性腎不全患者に骨変化をきたすことは古くから知られている.最近,血液透析の普及に伴い,慢性腎不全患者の長期間生存が可能となってきており,腎不全時のCa代謝異常の問題はますますその重要性を増している.ヒトの血清Caレベルは主に副甲状腺ホルモン(PTH),ビタミンDそれにカルチトニンにより厳密に維持されている.そして腎不全時においてはPTH,ビタミンDがその中心的役割をはたしている(図1).近年,ビタミンDの代謝に関する研究は目ざましいものがあり,ビタミンD3の最終活性産物や,そのanalogの合成も可能となり,それらの臨床応用も始められてきている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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