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文献詳細

雑誌文献

medicina13巻4号

1976年04月発行

文献概要

今月の主題 腎不全の病態と治療 治療

食事療法

著者: 三村信英1

所属機関: 1虎の門病院腎センター

ページ範囲:P.500 - P.501

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 腎不全の食事療法は,人工透析療法の進歩と普及により,透析療法を頻回に行い,食事療法を緩和する方向にある.極端な場合には自由食を主張するものさえある.しかし,腎不全の食事療法を考える場合には,腎の病態生理および透析療法の方法,効率などが考慮されて実施されるべきである.
 急性腎不全では早期に,積極的に予防的透析療法を実施することが良いとされているため,原疾患にさしつかえない限りは,全身状態の改善を主体とした食事療法を行い,透析療法の効率と回数の増加によって腎不全状態をコントロールすることである.これが予後を良好にする最大の手段である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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