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文献詳細

雑誌文献

medicina13巻4号

1976年04月発行

今月の主題 腎不全の病態と治療

治療

家庭透析の現況と対策

著者: 上田泰1 川口良人1 酒井聰一1 小板橋毅1

所属機関: 1慈恵医大第3内科

ページ範囲:P.506 - P.508

文献概要

 家庭透析home dialysisが初めて試みられたのは,1963年(Boston)1),次いで1964年(Seattle,London)2)であるが,今日では腎移植と並んで慢性腎不全患者の社会復帰の積極的な手段として注目され,その地位は確立されつつある(図1).
 わが国においては,透析療法が導入されて10年余経過した今日においても,家庭透析は普及せず,1975年6月現在,総透析患者数11658名に対して家庭透析患者数は94名にすぎず3),米国の30%,ヨーロッパの18.5%4)に比較して著しく遅れが目立っている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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