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オスラー博士の生涯・37
講演「25年後に」(その2)
著者: 日野原重明1
所属機関: 1聖路加国際病院内科
ページ範囲:P.577 - P.579
文献購入ページに移動 オスラーは1899年9月21日に母校マギル大学に招かれて「25年後に」と題する講演を行った.その際,彼は,医学原論という名の講義の中で,病理解剖や病理組織,さらには臨床内科にも橋渡しをする広範囲な領域にわたって講義をやらされ,あまりに範囲が広すぎて雑駁になり,自分でも自信をなくしていた.ちようどその時,ペンシルバニア大学から内科教授の声がかかった.それを受ける気持ちになったのは,今までよりも狭く深くつっこめる医学の分野をひき受けたいという心からだった,と述べている.
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