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文献詳細

雑誌文献

medicina13巻5号

1976年05月発行

文献概要

今月の主題 痛みとその対策

痛みの成り立ちと対策

著者: 清原迪夫1

所属機関: 1東大麻酔科

ページ範囲:P.594 - P.596

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 痛いと訴える個体内の現象は複雑である.多くを言語に頼るとはいえ,随伴する生体現象との関連は,交感神経系の活動や脳内の諸物質によると推測されながらも,未知のことばかりである.
 ヒトで発痛テストや健康尺度,心理尺度などの多要素の主成分分折の結果は,臨床痛,性格,忍耐度といったものを主因にあげている1).したがって,ここにも実験痛とみなすものと,臨床で観察する急性痛,慢性痛とを一束にして論じられないことがみられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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