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文献詳細

雑誌文献

medicina13巻5号

1976年05月発行

文献概要

今月の主題 痛みとその対策 鎮痛療法の適応と効果

針(鍼)療法

著者: 鈴木太1

所属機関: 1日大麻酔科

ページ範囲:P.652 - P.653

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針療法とは何か
 針療法は広い意味の刺激療法に含まれる.刺激療法とは,体表からなんらかの方法により刺激を加えることにより,痛みを和らげたり,異常な内臓機能を正常に戻そうとする治療法で,古来東洋医学で広く用いられてきた方法である.痛い局所をなでたりおさえたり,腹痛の時に腹部を圧迫したり暖めたりすることが,痛みや不快感を軽減することは経験的に誰でも知っている.これらも一種の刺激療法である.治療手段として用いる刺激には,針(鍼),灸,刺絡(局所的に小出血をさせる方法),あんま,指圧などが用いられている.これらのうち針刺激が最も強い刺激で,速効性があるため,疼痛治療に最適であるとされている1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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