文献詳細
文献概要
今月の主題 痛みとその対策 鎮痛療法の適応と効果
心理療法
著者: 河野慶三1 祖父江逸郎1
所属機関: 1名大第1内科
ページ範囲:P.657 - P.659
文献購入ページに移動一般診療における心理療法
「心理療法」という言葉は,その歴史的背景から精神分析と同義語的に理解される傾向があり,一般臨床とは無関係とする考え方が依然として強い.しかし,心理療法には,良好な医師・患者関係をベースにした受容・支持療法から,自律訓練,バイオフィードバック療法,行動療法など,独自の理論に基づく治療法に至るまでいくつかの方法がある.
時間,設備など,種々の制約がある一般診療の場では,バイオフィードバック療法,行動療法,精神分析を行うことは困難であるが,このような治療が必要な患者の数は限られており,本来,専門家にその治療を任せるべきものである。比較的応用範囲の広い自律訓練でも,治療者としての一定の訓練をうけておくことは不可欠であるので,一般診療における心理療法の大部分は,受容・支持を中心とした,最もプリミティブな方法に頼ることになる.
「心理療法」という言葉は,その歴史的背景から精神分析と同義語的に理解される傾向があり,一般臨床とは無関係とする考え方が依然として強い.しかし,心理療法には,良好な医師・患者関係をベースにした受容・支持療法から,自律訓練,バイオフィードバック療法,行動療法など,独自の理論に基づく治療法に至るまでいくつかの方法がある.
時間,設備など,種々の制約がある一般診療の場では,バイオフィードバック療法,行動療法,精神分析を行うことは困難であるが,このような治療が必要な患者の数は限られており,本来,専門家にその治療を任せるべきものである。比較的応用範囲の広い自律訓練でも,治療者としての一定の訓練をうけておくことは不可欠であるので,一般診療における心理療法の大部分は,受容・支持を中心とした,最もプリミティブな方法に頼ることになる.
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