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文献詳細

雑誌文献

medicina13巻5号

1976年05月発行

文献概要

今月の主題 痛みとその対策 グラフ

経絡の実際—痛みに対する鍼臨床

著者: 芹澤勝助1 西條一止1 吉川恵士1

所属機関: 1東京教育大理療科

ページ範囲:P.668 - P.678

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臓腑経絡系(東洋医学における人体構造機能系)
 鍼灸臨床は,東洋に古くから発達した物理療法であるそこにみられる医学は,陰陽論五行論という中国古代自然哲学思想を根幹に体系づけられたために,形式的観念的な要素が多く入りこんでいる.しかし,その根底にあるのは,多くの人々による長年月にわたる素朴かつ鋭い生理的,病理的生体現象観察に基づいた経験的認識の集積したものである.
 人体の構造,機能系として現代医学における解剖学,生理学はなく,それに相当するのが臓腑経絡系であり,鍼灸臨床における診断治療の重要な根拠をなしている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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