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文献詳細

雑誌文献

medicina13巻6号

1976年06月発行

文献概要

今月の主題 肺のびまん性陰影をめぐって 感染によるもの

粟粒結核の現況

著者: 岡安大仁1 勝呂長1

所属機関: 1日大第1内科

ページ範囲:P.788 - P.789

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 抗結核剤の開発・普及に伴い,結核症の予後は著しく改善したが,粟粒結核についても例外ではなく,かつての致死的疾患から治りうる疾患へと変貌した.しかし,本症は発病年齢の高齢化や,基礎疾患あるいはステロイド療法の影響など新たな問題点をもって再登場してきた観もある.このことは,第48回日本結核病学会総会のシンポジウム「最近の粟粒結核症1)」(司会萩原忠文教授)によってかなり明らかにされたし,また,海外の2,3の報告2〜4)にも示されている.すなわち,肺のびまん性陰影を呈する疾患を論ずるにあたって,本症の占める比重は,現在でも決して軽くはないわけである.以下に,前述シンポジウムの報告を中心に,本症の現況を概述する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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