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文献詳細

雑誌文献

medicina13巻6号

1976年06月発行

文献概要

臨床病理医はこう読む 酵素検査・4

γ-グルタミルトランスペプチダーゼ(γ-GTP)

著者: 玄番昭夫1

所属機関: 1日本専売公社東京病院

ページ範囲:P.856 - P.857

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胆管酵素群(biliary tract enzymes)とは
 血清アルカリ性フォスファターゼ(アルフォス),ロィシンアミノペプチダーゼ(LAP),γ-グルタミルトランスペプチダーゼ(γ-GTP),あるいは5'-ヌクレオチダーゼなどの酵素を,臨床的には胆管酵素群という名で整理され,GOT,GPT,あるいはLDHのような肝実質細胞の障害を反映する酵素群と区別している.胆管酵素群とは,主として胆管の閉塞性機転を反映して血清中に増加してくる一連の酵素のことであるが,長い間,アルフォスがこの群の代表的な酵素として測定されてきた.しかし近年,多くの検査室でLAP,γ-GTPがとりあげられている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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