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文献詳細

雑誌文献

medicina13巻7号

1976年07月発行

今月の主題 内科疾患としての先天性代謝異常

高脂血症をみたとき

治療のすすめ方

著者: 大平誠一1 後藤由夫1

所属機関: 1弘前大第3内科

ページ範囲:P.920 - P.922

文献概要

はじめに
 高脂血症には,原因疾患が明らかな二次性高脂血症と,遺伝性素因をもつ原発性高脂血症とがある.二次性高脂血症に比べると,原発性高脂血症の発生頻度は少ない.しかし,二次性高脂血症の原因となる肥満,糖尿病,膵炎などは,原発性高脂血症の高率な併発症でもあり,家族調査を行えば,原発性高脂血症の頻度はより高いものと思われる.
 原発性高脂血症は,二次性高脂血症に比べ動脈硬化症の発生も若年に多く,程度も重く,進展性も早い.治療の主流は食事と薬物による脱脂血療法であり,早期発見と適正な栄養素配分,さらに的確な薬物療法である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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