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今月の主題 内科疾患としての先天性代謝異常 高血圧をみたとき
治療のすすめ方
著者: 増山善明1
所属機関: 1和歌山県立医大・循環器内科
ページ範囲:P.926 - P.927
文献購入ページに移動 高血圧を先天性代謝異常という観点からながめ,高血圧の治療のすすめ方を考えてゆくということは,高血圧に関する現在までの知見からみて非常にむずかしい問題である.
高血圧の成因に関する研究の進歩は,臨床的に多くの二次性高血圧の発見とその診断法の進歩をもたらし,同時に今日,本態性高血圧の概念に包括されているものについても,交感神経系,水電解質代謝,腎性因子,内分泌系などの面からいくつかの異なった病型のあることがわかり,その一部は先天性代謝異常につながる要素をもっている.
高血圧の成因に関する研究の進歩は,臨床的に多くの二次性高血圧の発見とその診断法の進歩をもたらし,同時に今日,本態性高血圧の概念に包括されているものについても,交感神経系,水電解質代謝,腎性因子,内分泌系などの面からいくつかの異なった病型のあることがわかり,その一部は先天性代謝異常につながる要素をもっている.
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