icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina13巻7号

1976年07月発行

今月の主題 内科疾患としての先天性代謝異常

知っておきたいその他の代謝異常

リピドーシス

著者: 宮武正1

所属機関: 1自治医大神経内科

ページ範囲:P.952 - P.953

文献概要

 約15年前より,脂質生化学の進歩に伴って,遺伝性脂質症の酵素欠損が次々と解明されてきた一これらの疾患は,Gaucher病,Niemann-Pick病,Krabbe病,Tay-Sachs病,metachromatic leukodystrophy,Sandhoff病,GM1-gangliosidosisなど,主として小児期に発症する疾患であり,これらの大部分は,病因が分子生物学的レベルで解決されたといえる(表).しかし,これらの脂質症の中でも,成人になって発症してくる,いわゆる成人型も症例は少ないが存在し,同一酵素の欠損にもかかわらず,臨床経過が異なる原因は,いまだ十分には解決されていない.今回は,われわれ内科医が直面する脂質症について概略する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら