文献詳細
文献概要
図解病態のしくみ—消化管ホルモン・3
セクレチン代謝
著者: 石森章1
所属機関: 1東北大第3内科
ページ範囲:P.986 - P.987
文献購入ページに移動 セクレチンはホルモンとしてその存在が指摘された最初の物質であり,内分泌学上特筆すべき地位を占めている.化学的には27個のアミノ酸から成る強い塩基性のポリペプチドであり,ガストリンに拮抗する代表的なホルモンとして類似の化学構造を示すGIP, VIPなどとsecretin familyを形成する,産生細胞はS細胞であり,十二指腸を中心とした上部小腸に分布するが,膵腺腫における異所性産生の可能性もある.
掲載誌情報