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文献概要
今月の主題 知っておきたいリハビリテーションの技術 脳卒中のリハビリテーション
上肢の訓練
著者: 柴田澄江1
所属機関: 1名古屋保健衛生大学病院リハビリテーションセンター
ページ範囲:P.1060 - P.1062
文献購入ページに移動はじめに
脳血管障害は多くの場合,上肢の機能に重篤な障害を与える.障害は百人百様の変化に富み,しかも回復にはかなりの時間を要するのが普通である.可能な限りの訓練を施しても,結局はその手本来の機能を回復しないままに,廃用手として放置されざるを得ない場合も少なくない.
一方,治療・訓練に関しては,主として神経生理学を基盤にし,それに多くの症例経験をつみかさねた人々により,いくつかの治療体系がうち立てられている.それらの理論体系についての紹介は他の論文でなされているので,ここではふれないが,筆者らはその中から自分の経験でfollowし,効果を認めたものなどからいくつか選び出し,その上に自己の訓練法をあみ出している.
脳血管障害は多くの場合,上肢の機能に重篤な障害を与える.障害は百人百様の変化に富み,しかも回復にはかなりの時間を要するのが普通である.可能な限りの訓練を施しても,結局はその手本来の機能を回復しないままに,廃用手として放置されざるを得ない場合も少なくない.
一方,治療・訓練に関しては,主として神経生理学を基盤にし,それに多くの症例経験をつみかさねた人々により,いくつかの治療体系がうち立てられている.それらの理論体系についての紹介は他の論文でなされているので,ここではふれないが,筆者らはその中から自分の経験でfollowし,効果を認めたものなどからいくつか選び出し,その上に自己の訓練法をあみ出している.
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