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文献詳細

雑誌文献

medicina13巻8号

1976年08月発行

文献概要

今月の主題 知っておきたいリハビリテーションの技術 心筋梗塞のリハビリテーション

社会復帰上の注意とその成績

著者: 日野原重明1

所属機関: 1聖路加国際病院内科

ページ範囲:P.1090 - P.1092

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心筋梗塞の増加
 心筋梗塞の日本における病理所見を併せての第一報告例1)は昭和8年であるが,昭和20年の終戦までは,本症はむしろ稀な病気とされていた.ところが,戦後,国民の栄養状態がよくなり,生活習慣やスタイルが欧米化するにつれて,その頻度は年々増す一方である.
 図1は,昭和20年から50年までの日本人の心臓病による死亡率の変遷であるが,リウマチ性心臓病がやや減少するのに対し,虚血性心臓病(その大部分は心筋梗塞または,この発作後の心不全)による死亡率の増加は著明である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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