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文献詳細

雑誌文献

medicina13巻8号

1976年08月発行

文献概要

今月の主題 知っておきたいリハビリテーションの技術 その他

体位排痰法

著者: 谷本普一1 三平征子2 井上隆三3

所属機関: 1虎の門病院呼吸器科 2虎の門病院呼吸療法 3虎の門病院理学療法

ページ範囲:P.1096 - P.1097

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目的と原理
 肺疾患の患者に気道過分泌が起こり,粘稠な痰が貯留すると,①気道閉塞が増強し,ガス交換が悪くなる.②気道感染が起こりやすくなり,それがくり返されると,肺組織の線維化がすすみ,肺機能障害が生じる.③痰喀出刺激のため,咳発作が誘発され,その喀出努力によるエネルギーの負担および酸素消費量が増大する.したがって効率のよい排痰は,呼吸器疾患の最も重要な治療のひとつである.体位排痰法は体位ドレナージ(postural drainage)ともよばれ,種々の体位や姿勢をとることにより,水が低いところへ流れるように,効率よく痰喀出をうながす方法である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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