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文献詳細

雑誌文献

medicina13巻8号

1976年08月発行

文献概要

診断基準とその使い方

多発性筋炎,皮膚筋炎

著者: 里吉営二郎1

所属機関: 1東邦大第4内科

ページ範囲:P.1130 - P.1131

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 多発性筋炎,皮膚筋炎の分類や定義については現在なお種々の意見が出され,一致した意見は出されていない.多発性筋炎には広義のものとして,この一型のうちに皮膚筋炎を含めるというWaltonとAdamsの意見は一般に内科医に用いられ(表),皮膚科領域では狭義に多発性筋炎というカテゴリーを用い,皮膚筋炎の皮膚症状を欠くものをいっている場合が少なくないいずれにしても分類はどうであれ,多発性筋炎と皮膚筋炎という疾患は存在するので,分類はさておき,診断の決め手になるものを求めなければならない.しかしながら,原因不明である現在,どうしても臨床所見ないし検査所見を総合して診断をつけるほかに絶対的な検査は見出されていない.そこで取りあえず造られたものが,表2のごとき診断基準である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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