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文献詳細

雑誌文献

medicina13巻8号

1976年08月発行

文献概要

新薬の使い分け

頑固な咳に対する薬剤の使い分け

著者: 長野準1

所属機関: 1国立療養所南福岡病院

ページ範囲:P.1134 - P.1135

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 咳は,気道内異物を排除するための生体の大切な防衛,保護反射である.一般に気道内分泌物,異物,冷気による機械的刺激,あるいは気道炎症時の産生物,または刺激性ガスによる化学的刺激によって誘発される,しかし胸膜炎,心のう炎,腫瘍による気道の圧迫,あるいは耳などの病変,腹部臓器の圧迫によって,また精神,心因性にも起こる.これらの気道外の原因によるものは,本来の目的から逸脱した,むしろ有害無益の厄介な症状といえる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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