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新薬の使い分け
頑固な咳に対する薬剤の使い分け
著者: 長野準1
所属機関: 1国立療養所南福岡病院
ページ範囲:P.1134 - P.1135
文献購入ページに移動 咳は,気道内異物を排除するための生体の大切な防衛,保護反射である.一般に気道内分泌物,異物,冷気による機械的刺激,あるいは気道炎症時の産生物,または刺激性ガスによる化学的刺激によって誘発される,しかし胸膜炎,心のう炎,腫瘍による気道の圧迫,あるいは耳などの病変,腹部臓器の圧迫によって,また精神,心因性にも起こる.これらの気道外の原因によるものは,本来の目的から逸脱した,むしろ有害無益の厄介な症状といえる.
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