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文献詳細

雑誌文献

medicina13巻9号

1976年09月発行

文献概要

今月の主題 リンパ組織の基礎と臨床 検査(グラフ)

リンパ球機能検査

著者: 小石敏興1 藤井源七郎2

所属機関: 1東大医科研外科 2東大医科研癌病態研究部

ページ範囲:P.1220 - P.1224

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 免疫担当細胞であるリンパ球の機能が,ここ数年急速に明らかにされ,それをチェックする方法も多岐にわたっている.その中で,簡便化され,かつ客観性,再現性もあり,検査室段階でルーチンに施行できるようになった方法について解説する.T,B cellのseparationは機能検査とはいえないが,その機能を別々に調べる基礎ともなるものなので,若干の説明を加えた,皮膚反応,幼若化反応,遊走阻止反応はいずれも細胞性免疫能によるが,各種免疫不全状態(免疫不全症候群,自己免疫疾患,悪性腫瘍など)で解離を示すこともあり,臨床経過を追って1人の患者を長期にわたって調べることが重要である.それによって患者の病態.治療効果,治療方法の選択,予後などを知る上に参考となるであろう,ここでは写真解説を主として理解に供したいので,細かい方法については参考文献をみて欲しい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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