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文献詳細

雑誌文献

medicina13巻9号

1976年09月発行

文献概要

今月の主題 リンパ組織の基礎と臨床 検査(グラフ)

Lymphography

著者: 池永達雄1 中島哲二2

所属機関: 1虎の門病院消化器外科 2虎の門病院放射線診断学科

ページ範囲:P.1225 - P.1229

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 リンパ系を造影しようという試みは以前からすでにあったが,Kinmonthら1)が1954年,皮膚を切開の上,リンパ管を露出して直接に油性造影剤を注入する方法を開発して,初めて実用的なリンパ系のX線写真が得られるようになった,現在,Kinmonthの方法で所見の得られるのは,①足背から下肢・鼠径・骨盤部・傍大動脈・乳靡槽・胸管となる系統,②手背から上肢・腋窩・静脈角へ至る系統2),③頸部のリンパ系統とであり,臓器に注入して得られる間接的な方法ではthyroid lymphography3,4)などがある.そのうち最も広く行われている,足背からのリンパ系造影から得られる所見をもととして,リンパ循環の異常とリンパ節形態の異常とについて述べることとする.手技の詳細については文献5〜9)を掲げるにとどめる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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